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zoom RSS リフォーム計画その前に マンション編 1

<<   作成日時 : 2014/04/08 22:14   >>

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コーディネーターリフォーム実務編―1

リフォーム計画の依頼を受けたコーディネーターEさん(30歳代)と
IC小父さんとのお話。

コーディネーターEさん
 マンションのキッチンを中心としたリフォーム計画の依頼を受けたのですが、
 インテリアデザイン以外で配慮や特に注意が必要なことなどありますか?

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■開放的で明るいフラット対面型にリフォーム
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            ■リフォーム前の対面型キッチン


IC小父さん
 リフォーム計画では、業者選定のポイントや見積書の見方など
 一般生活者向けの失敗しないための情報は数多く発信されています。
 当然これらは大切なことですが、デザインが良い、費用が安い、
 施工が良いなどよりも先に検討しなければならない
 中長期の生活を基本とする重要ことがあります。
 
 今回の依頼が単にインテリアコーディネート業務の依頼であれば別ですが、
 リフォーム計画全体についての提案の依頼であれば、 コーディネーターも
 デザインやコーディネートだけではなく本来のトータルコーディネートとしての
 提案、アドバイスや他の専門分野の人との協力でより的確な業務を
 進めることが必要となります。

 これによりケースによっては、依頼されたリフォーム計画が大幅な内容の
 変更や場合によってはコーディネート業務が不要となることも考えられますが、
 お客様の利益を第一と考えた場合はこれも必要なことと考えるべきです。


コーディネーターEさん
 中長期の生活を基本とする重要な事柄とは具体的にはどのようなことですか?


IC小父さん
 トータルコーディネート業務で検討が必要になることは数多くありますが、
 耐用年数の長い鉄筋コンクリート造のマンションのケースとして
 考えてみましょう。
 耐久性や耐震性が高い建物では、その都度のリフォーム工事を実施して行く
 ケースを除き、中長期スパンで基本計画を検討する必要があります。

(ライフステージ面では)
 リフォーム後、5年後、10年後、20年後、誰がどのように暮らしていく計画か?
 ⇒部屋数の増減は? 住み替え買い替えの計画は? 
  将来の売却の可能性は? 親子など世代間の住み替えは?など

(ライフスタイル面では)
 何をポイントしたリフォームか?
  ⇒機器の交換などで快適性をアップ 、
   より豊かな暮らしのグレードアップ
   省エネなどより経済的に、など

(建物の管理、メンテナンス面では)
 建物全体の管理や改修計画は?
  ⇒管理規約でリフォーム計画に影響のある事項の有無とその内容は?
    管理組合による外装や防水の他、設備配管などの改修計画の予定は?


コーディネーターEさん
 すぐに、ご要望をうかがって計画の作業が出来ると考えていましたが
 多くの情報を把握して考える必要がありますね。


IC小父さん
 単にリフォームデザイン、リフォームコーディネート業務として捉えての
 提案も出来ますが、本来のトータルリフォームコーディネートとしては、
 多くの事項を検討して提案、アドバイスがプロとしての本来の理想の
 姿ではないかと思われます。

 当然、関連の知識や情報の収集など必要となりますが、
 全てを一人で担当することより、 それぞれの専門分野の
 プロの協力を得られるようにしておくことも必要ですね。

 特にマンションリフォームで、共有部分を除いたリフォームのケースでは
 構造などの心配は、ほとんどなくてすみますが、
 逆に設備面では戸建て住宅とは違う条件が数多くあり、
 不慣れなうちは経験者や専門の人間のアドバイスが必要となるはずです。

 これらは、施工面においても、戸建て住宅のリフォーム施工に慣れている
 施工業者の人でもマンションリフォームでは戸建てとは違う条件が加わり
 トラブルになったりする場合もあります。

 コーディネーターとしても施工上のポイントについても
 配慮しておく必要があります。
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     ■ハッチタイプの独立キッチン

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     ■2年前交換した機器はそのままに開放的なDKへのリフォーム


コーディネーターEさん
 今回は、キッチンを中心とした水廻りのリフォーム計画ですが、
 計画面、設備面など具体的にどのようにすれば良いでしょうか?


IC小父さん
 キッチンリフォームにおいても、機器選定や収納計画に大きく影響する
 ライフスタイルやライフステージの変化への対応を考慮しましょう。

 また、オープンスタイルなど個性的なリフォームの場合に、
 転売がしにくくなることへの配慮なども提案時でのアドバイスに
 欠かすことは出来ません。

 次に、配置の変更などがない機器の入れ替えの場合は問題が生じにくいですが、
 配置換えによる対面スタイルへの変更の場合には注意が必要です。
 特にアイランドスタイルへの変更については、パイプスペースの位置や
 床の構成方法などの条件や設備面での排水と排気の条件で計画が
 無理な場合があります。
 
 また、築年数のたったマンションの場合では、その当時の標準的な設計では
 床下排水のスペースや換気ダクトのスペースが確保できないことが
 ほとんどです。
 このため壁付のフラット対面型などを採用した計画に変更が必要となります。

 最近建築された建物の場合はほとんどが床下に配管スペースが確保できる
 構法で建築されています。

アドバイス
   
 床下に配管スペースが確保しにくい建物の簡単な見分け方  
  ○水廻り部分(洗面所、トイレ、浴室など)が廊下や居室より床が高い場合は
   配管が必要な部分だけ床を上げて配管スペースを確保しています。
   ⇒床の上がっていない部屋は、床下に配管スペースが確保できないため
    床上に横引き配管をする必要があります。
 
 換気方式の確認の仕方
  
  ○外壁面にある換気ガラリの位置とキッチンのレンジフードの位置を確認し
   排気のルートを見極めてください。
   ⇒設備図面により確認がするのが最良。
    図面は管理組合が管理していることが一般的で、
    コピー等で図面等の情報を入手が可能です。
   ⇒換気ガラリや屋外フードは数多くあるので見間違えないように注意。
   ⇒外壁面に見えない共用排気ダクトを採用している場合もあるので注意。


コーディネーターEさん
 いろいろと注意が必要なことが数多くありますね。
 やはり、より良い計画とデザイン実現のためには、
 それぞれの専門分野の方との
 情報交換が可能な人脈づくりが必要と感じました。


IC小父さん
 実際の例で、非常にデザイン的に優れたリフォームでお話ですが、
 
 キッチンのつながりの部分に洗濯機コーナーを設けた計画で、洗濯機パンは
 横引き排水配管が出来ないため排水接続のためパンの高さが床より上がり
 洗濯機の使い勝手が悪くなってしまったケースなど、
 計画時にわかっていれば避けられたはずです。

 これらのことから人脈づくりは欠かすことの出来ないことだと思います。

 逆に設備や施工に詳しい方が良い提案が出来るかと考えた場合に
 デザインや計画面で満足度が低い例も見られます。
 そのためICにはトータルな調整をする立場でおおいに力を発揮すべきと
 思います。
 IC一人の作品作りと考えず、常に多くの人の力を集めて造り上げていく
 姿勢が大切なことだと思います。

 次回は、構造面などについても含めてリフォームでの注意点を
 お話できたらと思います。

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